新聞掲載紹介 - 紀州新聞(2017年2月5日)

更新:2017年2月14日

高級感ある中型、安全重視の大型バス
行楽シーズン前に2台導入
中紀バス株式会社
紀州新聞(2017年2月5日)

中紀バス(株)=由良町里=が4日、新たに観光バス2台を導入した。今回は大型と中型1台ずつで、2台目となる中型は車内にサロンスペースを設けるなど少人数でも快適な旅が楽しめる高級仕様とし、大型は最先端の装備と高い安全性を誇る車両で、快適な旅行を提供したいとしている。

中型バスの導入は約6年ぶりで、新車は三菱ふそうトラック・バス(株)製の27人乗り。運転注意力もたー、車間距離警報装置、衝突被害軽減ブレーキ(AMB)などの安全装備のほか、車両の正面・サイド・後方に計5台のカメラも搭載した。

高級感を演出しようと車内後部にサロンスペースを設け、シートの色も前部はグレーや黒、後部のサロンは茶系に統一し、安全ボックスにクロスを貼り付けるなど落ち着いた雰囲気に。携帯電話の充電などできるよう新たにUSBポートやコンセント(いずれも6カ所)、車内と足下にLEDライトを設置、テレビ2台のほか1万曲の通信カラオケ付きとなっている。

車名は、1号車が英国王室のウィリアム王子と名付けたことから、今回の2号車は娘の「プリンセス・シャーロット」と付けた。外観は白を基調とした「新生・グランドマリン」のデザインで、1号車も近く新デザインに塗装する予定。

大型バスの導入は約4カ月ぶり。日野自動車(株)製で60人乗り。新デザインでは7台目となる。

安全性を重視し、衝突被害軽減ブレーキシステムはじめ、車線逸脱警報、高速走行時にドライバーの状態をモニターし注意力低下を喚起するドライバーモニター、車体前方・後方・車内にカメラ5台を設置し、運転状況の記録などチェックするシステムも搭載している。

中型バスは今月7日に広島への地元関係者の視察が初運行となり、大型バスは未定。高垣太郎代表取締役社長は「最新型の安全・安心・快適なスタンダードバスをさらに充実致しました。春の行楽シーズンに向けご予約お願い致します」とPRしている。