新聞掲載紹介 - 紀州新聞(2010年12月28日)

更新:2011年2月7日

香港の観光客を和歌山県へ
中紀バスがエコで安全なバス導入
紀州新聞(2010年12月23日)

香港から和歌山県に観光客を呼び込もうと、中紀バス(株)=高垣太郎代表取締役社長=が環境と安全に配慮した新型バスを導入した。香港の富裕層を対象に、現地の旅行者・EgLtoursとタイアップ。香港の旅行社と提携した観光バスは県下第1号で、海外からの観光客をより多く誘致したいとしている。

新車両(日野自動車)はスーパーハイデッカで、乗車定員48人。最新の排気ガス規制に対応し低燃費で二酸化炭素の排出を抑えるなど環境にやさしい新クリーンディーゼルシステム、走行状態を検知し衝突被害を軽減するブレーキシステム・プリクラッシュセーフティ(PCS)、エコ運転の度合いをリアルタイムで表示しドライバーのエコ運転意識を高めるエコツリーを搭載している。

香港の観光客に旅を楽しんでもらおうと、ゆったり座れるワイドシートを設け、床を木目にするなど落ち着いた雰囲気に。EgLtoursをデザインした観光バスは大阪などで見られるが県内では初めて。

新車導入に伴い中紀バス㈱は、香港からの観光客を関西国際空港で出迎え、日高川町のレストラン「あんちん」で食事、紀州南部ロイヤルホテルで宿泊、白浜町、那智勝浦を巡り、海南市、神戸や大阪を観光する4泊5日のパッケージツアーを売り出し、今月28日から運行を開始する。

高垣取締役社長は「海や空気がきれいで、食べ物がおいしい和歌山は香港でも人気です。日本の最新バスで香港から日本に来て頂けるという目的を果たせてうれしい。日高地方はじめ和歌山県に多くのお客様を迎え、地元に経済効果をもたらすことができるよう努めたい」と話した。